heart to heart ふたりのキセキ

「なにー?
 もしかして明日の追試組か?」

「そうなのです!」

「堂々と言うなよ…w」


あ、笑った。

正確に言えば

『笑われた』だけど。

ちょっと嬉しい。


「ねぇねぇ学年1位さん、
 数学ってどうやったら
 出来るようになるの?」

「オレだって
 計算すんの苦手だし。

 どうやったら効率よく
 計算できるようになるかを
 考えたら簡単じゃない?」

「はい??」


そもそも
そのセリフを理解するのに
時間がかかりそうです…。

ぼやっとしてたら
道重くんが
私のノートを覗き込む。


「まちがってるし」


道重くんの指が
私のノートをなぞる。

その仕草に
見とれてしまいそうになった。