白い花が揺れる

広い草原…?



みんな、

楽しそうに遊んでる。

あ…あれ…



「海斗!!」



海斗は

変わらない笑顔。



私を見るけど、

何も言わない。



心細い。

足が動かなくなって

近づけない。


なんで?

ひとりぼっちは

やだよ…?



「…海斗!助けて!」



海斗は黙って首を振る。




その時、

名前を呼ばれた気がした。



振り返るけど

誰もいない。



…きのせい?



「柚希…!!」