グイッ 「キャッ」 いきなり手首を引っ張られて、私は涼我くんに抱きしめられた。 「泣くなよ…」 涼我くんの体熱い…。 まさか… 熱上がったんじゃ!! 「涼我くん放して!!熱上がってるかも!!」 「いい、お前冷たいから…手も…体も…全部…」 熱だしてるからかな? 今の涼我くん色っぽい…。 って…そうじゃなくて!! 私はもぞもぞと体を動かして抜け出そうとするけど、涼我くんの手は強まるばかり。 本当に熱でてるの!?