「は?親父なら買い物行ってるよ」


買い物か…。


それじゃ…。


「好きなことなんてできるわけないよ!!私が看病する!!」


「だったら、帰れ」


「帰らない!!」


二階にあがっていく涼我くんの後ろを私はついて行く。


「勝手にすれば」


だって、こんなにしんどそうなのに1人になんて出来ないよ…。


二階にある涼我くんの部屋に入ると、涼我くんはベッドの中に入った。


私はちょこんとテーブルの前に正座した。


涼我くんのお父さんが帰ってくるまでだから大丈夫。