「彩花」


「な…に?」














チュッ




えっ?


「涼我…くん?」


「泣きやんだ」


涼我くんは、フワッとした笑顔で私を見下ろす。


「かっこいい…」


「はあ?」


思わず声にだしちゃった…。


私は慌てて口を押さえる。


「手どけて」


私は言われた通りに手をどけた。


そしたら、涼我くんの顔が近づいて来る。


「ダメっ…んっ」


キス…。


こんな…。熱だしてるのに!!


「ふっ…んン…」


涼我くんの舌が私の口の中に入ってくる。


「やっ…ンンッ…」


苦しい…。


そう思ったら涼我くんの唇が離れた。


「はぁ…はぁ…」


「お前の唇、気持ちいい…」


涼我くんは、また顔を近づけてきた。


「だ、だめっ!」