「にしても加奈に恋するとは思ってなかったなーっ」 公園からの帰り道。 行きとは違う、繋がれた手。 「失礼なこと言わないのーっ」 「だってさ、会った瞬間に思い出したんだー」 「何を?」 「10年前の気持ち?」 「……嘘…」 ヒロちゃんも? 「まーじ!俺、初恋は多分加奈だし。」 初、恋? 「本当?」 「マジ♪」 重なる手に重なる想い。 重なる言葉があなたを想わせる。 私も初恋がヒロちゃんだったよ、って事はしばらくは秘密。