黒い髪に、黒い瞳。
焼けた肌。

背も高いし、モテてるんだよなぁ、先輩。

自覚、あるんだろうか??

「また、数学の時間に間に合った、間に合ってない。とかのやつですよ。」

「余裕持って行動しろって!」

先輩は、爽やかに笑うと
コ−トに向かった。

スパ−ン!

ボールの跳ねるいい音がする。

スカッとした。