「偶然…。あんまり、いい事じゃないけどな」 その人は、苦笑いをした。 「う、うん…」 本当、すごい偶然…。 こんな事って、あるんだ。 「オレ、蒼司(そうし)。あんたは?」 「私は、里桜(りお)。高校二年生だよ」 「えっ?高校二年?」 蒼司は、またまた驚いた様に、唖然としている。 「オレも、高校二年生…」