「蒼司!?大丈夫?」 思わず座り込むと、蒼司は私を抱きしめてきた。 「蒼司?」 何? どうしたの…? 「違うんだ。里桜…。オレは、ずっと今でも…。里桜が好きだ」 そう言う蒼司の声は、震えていた。 そして、泣いているのが分かった…。