蒼司を見ると、明らかに戸惑った表情をしている。 「なあ、里桜。オレの家で待っててくれないか?」 「え?家で…?」 「うん。これ、鍵…」 手渡されたキーホルダーを握り締めた。 「ごめんな。後でゆっくり話そう」