「あの時は、もう流す涙はないと思ってたのになぁ」 お兄ちゃんのお墓を見つめながら、思わず笑った。 「現金な妹って、思ってる?でも仕方ないじゃん。だって私、蒼司が好きなんだもん」 そんな事を言いながら、お兄ちゃんのお墓を見つめていた時、 「里桜ちゃん!」 シンさんが息を切らせて走って来た。