「え~!そんな事があったの?」 次の日、学校でさっそく由紀亜(ゆきあ)に、報告をした。 由紀亜は、私の小学生からの幼なじみで、高校までずっと同じ学校なんだ。 「スゴイと思わない?」 由紀亜は、唇にグロスを塗り終わると、鏡を閉じながら私を見た。 「里桜、運命だって!それ」