「佑?」
不意に
後ろから
かけられる
声。
振り向くと
「剣斗さん!」
「お前、
こんなとこで
病院、見上げて
何やってんだ?
すっげー
怪しいけど」
「あー。
えっと。」
「まぁ。
柚夏、絡みだって事は
分かるけど」
「それしか
ここに来る理由なんて
無いっすもんね」
「だろうな。
ん。こっち。
裏口から通してやるよ。
医者と看護士
限定なんだかんな。」
「あーざす」
病院の中は
冬の寒さを
感じさせない
温かさ。
「あったけー」
「温度差、激しいから
風邪 ひくなよ?」
「分かってまーす」
「じゃあ
俺、医局に
戻んねーと
だから」
「はい。
あーざした。」
「じゃあな。」
医局へと
戻る
剣斗さんと
反対方向の
柚夏の病室へと
向かう。

