公園を出て 歩く足は 自然と速まり 走り始める。 病院へ 行く前に 一度 家へ帰り 机の1番、 上の引き出しを 開け 一つの 小さな箱を手に取り また 家を飛び出す。 「ハァ ハァ」 あがった 息を 整え 病院を見上げると 当たり前だけど 照明は点いてなくて 入口も 閉じていた。 誤算。 考えてなかった。 夜中だから 入口も 閉じてるなんて 当たり前だよな。 “柚夏に会いたい” って 気持ちだけで なんも 考えてなかったわ。 どーすっかな。