「意味わかんねぇよ」
マジで…
「柚夏。
佑の事、
まだ 好きだよ?」
「でも
あいつが
“別れよ”って」
「そんなの
本心な訳 ないじゃん」
「どういう事だよ」
「柚夏ね。
他校のサッカー部の
マネージャーの子達から
“佑を縛ってる”って
言われたんだって。
それに
佑を一人に
した 時、
悲しみが
大きくなるから
だから…
柚夏が
柚夏として
生きていられる間に
別れようと
思ったんだよ。
でも
実際は
柚夏 自身が
気づいてないぐらい
佑の事、
思ってるん
だよ?
寝言で
佑の名前、
呼んでたぐらい
だもん。
だからさ。
病院に行ってあげて?」
馬鹿じゃねえの。
バカ柚夏。
それに
「言われなくても
分かってるよ。
ありがとな。咲。」
行くに
決まってる。
「ううん。」
「俺、今から
行ってくる。」
「病院に?」
「あぁ。」
「なにも
夜中から
行く 必要、無いでしょ」
「今すぐ
柚夏に
会いたい。」
「はいはい。」
柚夏。
愛しくて
愛しくて。
今すぐにでも
抱きしめたくて
柚夏が
どんな理由で
別れを
告げたのか
分かった 今。
柚夏に
会わずには
いられない。
咲を背に向け
歩き始めようと
した 時。

