「嘘つき。」
『ほん と。』
「嘘だね。
だって、
柚夏……。
寝言で
“佑”って
言ってたよ?」
そーなんだ。
私…
そんなに
佑を求めてんだ。
ふふっ。
笑っちゃうね。
「柚夏?
会いなよ。」
『…』
「会いなよ。
佑に。」
『…』
「柚夏!
会いなよ!」
『会え ない よ!
……ハァ ハァ ハァ』
大きな声を
出しすぎて
荒れる呼吸。
「柚夏…
大丈夫?」
優しく
背中を
さすって くれる
咲。
『さ…き?』
「ん?」
『ごめ ん ね。』
「ううん。
私こそ
ゴメン。
感情的に
なりすぎた。」
『うう ん。
咲 は
悪く ない よ?』
「ふふふ。
じゃあ
お互い様だね。」
『う ん。』
「でもね。柚夏。
これだけは
言わせて?」
また 私と
向き合って
優しく微笑みながらも
真剣な顔 で
「後悔、
してほしくないんだ。」
って…
同い年とは
思えない程の
説得力のある
一言。

