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「で。
別れちゃったの?」
あれから
病室に 戻って
咲が お見舞いで
持ってきてくれた
プリンを 食べながら
佑との ことを話す。
『う ん。』
「でもさ。
縛ってるかどうか
なんて
本人に 聞かなきゃ
分かんなくない?」
『…。
で も…
“病 気”って
肩 書 もって たら
言い たい こと
言え ない の は
本 当 だか ら』
それにね…
佑から 離れたのは
もうひとつだけ
意味があるの。
“どうせ 死ぬんだから”
そう 言われた時、
悲しみも
あったけど
急に 心配になったの
佑の ことが。
周りの 人にも
わかるぐらいまで
進行してる
私の病気は
もう 治ることなんか
なくて
あの 女子生徒が
言ってたように
あとは
いずれ 死んでしまう
私…。
そしたら
佑は どうなるん
だろうって。
私の事を
好きでいて
くれたら
嬉しいよ。 でも
忘れなきゃ
いけなく
なるなんて
辛いでしょ?
だったら
私が逝く前に
きちんと
距離を 離しておこう。
って
思った。

