僕らの妹



そんなことを
考えてると


「柚夏~~!」

廊下の向こう側から
走って来たのは

『さ き?』

「柚夏っ♪
久しぶり~~!」


私に 抱き着く
咲。



「咲ちゃん、
久しぶりだね。」

「あっ。こんにちは♪」

優樹にぃと
挨拶する 咲。



咲と 最後に
会ったのは
前の学校を 辞めた時で
それ以来、
会ってない。


「これ、お見舞い♪」

『あ り がと』


目を合わせないで
お礼を言うと。


「柚夏っ!」

そう 言って
私の顔を 手で無理矢理
動かし、
目線が 合う。


「ねぇ!
なんで、目、
合わせてくんないの?」

『……。』

咲と 目が
合ったまま
黙り込む。






だって…。
怖いんだもん。

私…
普通に 喋れないから。

だから

嫌われちゃうかな。
って。


怖いんだもん。