海の事故で 死んだ 父さんと母さんの ために 毎年、柚夏は 事故現場から 1番近い、 この 海岸に 来ていた。 俺達も 最初は 一緒に 来ていたが それも 2、3年の うち だけで それからは 柚夏、一人で 行っていた。 そんなことを 考えながら 夜風に あたって いると 『《幸せ》』 そう 柚夏が 呟いた。