僕らの妹



「ほら。」

座った
柚夏に
ヒマワリの花束を
渡す。

柚夏は
俺に 笑顔を
向け、花束を
受け取り、


『お父さーん
お母さーん。

今年は、
みんなで
来たよーーーー。


空から
ずっーと
見守っててねーー!』

そう
海に向かって
叫んでから
ヒマワリの
花束を 海に
投げる。



ヒマワリの花束は
夜の月明かりで
照らされた
キラキラと光る、
海の 波と
一緒に
海岸から
離れていく。


『お母さん達、
喜んで くれる かな。』

「喜んでくれるよ。

母さんは
ヒマワリが
大好きだったからな。」

柚夏の
頭を 撫でながら
そう 言うと

『そだね。』


立っている俺と
目を合わせてから
ニッコリと
微笑む 柚夏。