僕らの妹



それから
何時間か
運転して
やっと
目的地の海に
着いた。

もともと
海水浴場 では
ない 所なので
あまり 人は
いないが
陽が沈んだ
今、
俺達 以外に
人影は みえない。


車を停め、
柚夏を車椅子に
乗せて
歩いて いたが
砂浜の 上は
車椅子なんて
動かなくて
役に立たず、
途中で
柚夏を 背中に乗せた。




波が
来るぐらいまでの
海岸、ぎりぎりまで
行き、
剣斗に 持たせていた
車椅子を 開かせて
椅子 代わりに
柚夏を
座らせる。