僕らの妹



「それに
しても 柚夏、
気持ち良さそうに
寝るな。」

「あぁ。

つーか、
次のパーキングで
運転、代わってくんね?」
「ん。

喉渇いたし、
ちょうど 良いな。」




高速の
パーキングエリアで
車を 止めると
同時に

『……ん?
……着いたの?』

目を擦りながら
体を 起こしはじめた
柚夏。

「まだ
着いてねーけど
パーキングで
降りた。」

『ふーん。』

「柚夏。
俺等、飲み物
買ってくっけど
なんか 飲む?」

剣斗が
そう 言うと

『行きたい♪』
満面の 笑みで
一緒に
買いに行くと
催促。


「一緒に くんの?」
そう 言う
剣斗に

『駄目なのぉ!?


優樹にぃー、
剣斗にぃが
意地悪するー。』

俺に
告げ口。

「じゃあ、一緒に
行くか?」

『うん♪』

柚夏の笑顔。

笑ってる顔は
幸せそうで…


でも
いつか 消えてしまう。
なんて
予想も 出来ない。

この
屈折の ない
笑顔を
守りたい。


柚夏の
笑顔を
見る度に
そう 思う。