僕らの妹

優樹Side


柚夏を
病室のベットに
横にさせてから
医局に
戻ると
剣斗が いた。


「柚夏は
強いな。」

泣いていた
目を 冷やしながら
俺に 言う 剣斗。

「俺達が
思ってるより
全然、強いよ。」

「だな。」

「あぁ。」


本当、
いつの間に
こんな
大人に
なったんだろうな。


「なぁ、剣斗。

久しぶりに
父さんと母さんの
墓参りに
行くか。」

「そっか。
毎年、墓参りは
柚夏だけで
行ってたんだよな。」

「今年からは
三人で 行かねぇか?

剣斗も
まだ 夏休みの
休暇、とってねえ
だろ?」

「そおだな。

じゃあ
休みとっとくわ。」

「ん。
柚夏に
言ってくる。」

「了解。」


そのまま
医局を出て
もう一度
柚夏の病室へ
向かった。