僕らの妹

佑 Side



「柚夏…。」

病室を 出て
しばらくした ところで
立ち止まり、
柚夏の 名前を
呟く。




あまりにも
進行が 早い、
柚夏を
蝕(むしば)む 病気。



柚夏…。
俺は 柚夏のために
何が出来る?

愛しい人の
苦しむ姿なんて
みたくない。

柚夏。

お前が
いなくなったり したら
俺は
生きていけない。


情けないかも
しれねえ けど

柚夏の 存在が
大きすぎる。


柚夏…
頑張って
生きて くれよ。





拳を握りしめてから
止めていた
足を 動かし、
病院を あと に した。