僕らの妹



『イヤ……
イヤ イヤ イヤ イヤ
イヤァ…』

今だ、叫び続ける
柚夏。


何もしてやれない
悔しさ。

柚夏の肩から
手を離し、
自分の手を思い切り
握る。


医者なんか
ならなきゃ
よかった。


「柚夏ちゃん!?」
後ろから
遼が大声で
呼びながら
近づいて来る。