僕らの妹


『………ャ…』

下を向きながら
何かを言う 柚夏。

「柚夏?」

『ィ…ャ……
イヤだよぉ!

治して!
優樹にぃ、
医者でしょ?

ねぇ!
治して…ッ…』




「治らない。」




『イヤ…
イヤ…イヤァ…
イヤァーーーーー!』

「柚夏!
落ち着け!!」

傘を地面に落とし、
落ち着ける ために
柚夏の 肩を揺らす。

『イヤァー…』

「柚夏!」

『イヤ…イヤ…イヤ…
ハァ…ハァ…イヤ…ッ…』

息をあげながらも
取り乱しながら
叫び続ける 柚夏。


そんな 柚夏を見て、
どうして
いいか 分からなく
なった。