僕らの妹



分かってる…

私だって
好きで
こんな、病気に
なってる訳じゃない……


何回、悔し涙
流しただろう。


クラスの子も、
誰も 挨拶してくれない。
先生までも
私を
嫌がる。


今までと
何も変わらないで
接してくれるのは
咲 だけ。

でも、
私が変だから。
病気だから。
私と一緒にいる
咲 まで
白い目で 見られてる。


『咲?
私、行けない。』

「なんで?」

『だって…』

「私のこと、
嫌いなんだ?」

『違うよ!!』

「じゃあ 行こ♪」

『でも…』

「柚夏に
拒否権な~し☆


さぁ!!
行くよ!」

そう 言いながら、
私の腕を優しく
引っ張って
教室を出る。


『ちょっ、ちょっと…
咲、 掃除しなきゃ!』

今は
放課後で
掃除中。

と 言いながらも
やりながら
話していたので
あんまり、
やっていない。