_「柚…夏…。
幸せに……な…る
の……よ?
いつ…も
傍に……い…る
から…ね…」
『お母さん…。』
お母さんの
最期の言葉。
私の両親は
客船の事故で
死んじゃった。
私と優樹にぃ達は
たまたま、
家で留守番していて
事故には
巻き込まれなかった。
事故の事を
警察から聞き、
すぐに
お母さん達の
運ばれた 病院に
行くと
お父さんは
すでに死んじゃってて、
お母さんも
虫の息だった。
その状態で
私に言った、
最期の言葉が
「柚…夏…。
幸せに……な…る
の……よ?
いつ…も
傍に……い…る
から…ね…」
だった。

