『咲? 次の試合、勝って ほしいね。』 ドリンクを 作りながら 咲に話しかける。 「そうだね! あっ。 今日の打ち上げ、 行くでしょ?」 『うん。』 「んじゃあ、 一緒に 行こっ! よし!! 私、先に ベンチ、戻るわ!」 『分かった! すぐ、行く!』 走って、 ベンチの方へ 向かっていく 咲。 《走る》って 簡単なことなのに 私には もう できない。 歩くことでさえ 周りより、遅くて いつも 周囲から 白い目で見られる。