地下一階に並んでいる第一倉庫。





「で、何の資料だった?」





学者は生物研究員に聞いた。



「え はい!前の襲撃で一階の資料庫にある資料が無くなったので、地下にある資料庫から一昨年の資料を取りに行きます。」





「…かたっ苦しいな。要するに、一昨年の襲撃の際の資料を取りに行くんだな?」






「そうです!」





学者と生物研究員達は、第一倉庫の鍵穴に鍵をさしこんだ。




鈍い音がした。




「照明がないな。」




学者は懐中電灯をつけた。



「ありがとうございます。…えーと、一昨年の資料の棚は…。」





生物研究員達は探し始めた。





「私も探すぞ。」








学者達に恐怖が訪れようとしている。