慶縞は第一倉庫の前で倒れた。
「おい、慶縞！」
学者は慶縞のもとに駆け寄った。
研究員はその場に座っていた。
「……！凄い熱だぞ、どうしていきなりこんな熱に。」
学者は対応に手間取っていた。
黄色い光が消えたかと思えば、慶縞が倒れた。
「……何か関係しているとしたら。」
「……何が関係しているんですか？」
牧林は学者に聞いた。
「……いや分からないが、あの黄色い光が消えたと同時に慶縞が倒れただろう？それが関係しているのではないかと考えたのだか。」
学者の額に汗が流れた。
（……本当に今年はおかしい。作年では起こらなかった事が起きている。……やはり益川という研究員が言ったように、進化したのか？）
