「これ、落としたよ?」 低くて優しい声-。 どうやら私はリップを落としたらしい。 「あ..どーも」 そう言って私は去ろうとした。 その時 「待って!君何歳?」 はあ?なにいきなり… 「なんで言わなきゃならないの?」 「あ..ごめん俺、中原勇希!」 「…」 「家まで送るよ!」