「…えぇ!?
 しい、慧吾にそんなこと
 言っちゃったのぉ!?」








大きな声に大きな目をして
驚いているあこちゃん。






いやいや、いくらなんでも
驚きすぎなんじゃ…。








あこちゃんの驚きっぷりに、
思わず少し身を引く。









今は学校の屋上でランチタイム。







あたしはあこちゃんに事情を
話した後、ゆっくりとトマトを
口に運ぶ…。








一方のあこちゃんは、
まだ開いた口がふさがらない様子。









すっごい間抜け顔…。
こんなあこちゃん初めて見た。









まぁ、これも貴重な体験ね。








「…で?
 慧吾はなんて?」








「おもしれぇじゃんって」








「そ、それだけ?
 嫌がったりとかしなかったわけ?」









「うん。別に。
 てか、アイツ本当に女嫌いなの?」