あこちゃんの視線の先をたどると、 そこには一人の男の子…。 一見クールに見えるけど、 笑ったときに見える八重歯が 子供っぽい印象を焼き付ける。 そのギャップに、 周りにいる他の女の子も 顔を赤くして彼を見つめている。 …あ~~…!! もしかして~! 「…そんなに彼氏が気になるのぉ?」 あこちゃんにこそっと近づき、 耳元で囁いてみる。 「~~っ!? しい! なな、何言ってん……っ!!」