【光芽Side】 結衣の様子が何か引っかかる。 それにこいつは結衣が通り過ぎるとき、何か言っていた気がする。 落ち着かない。 「社長!」 「社長」 部下から呼んでもらうのは、嬉しかった。 しかし、今はウザイ。 電話をしてもあいつは取らない。 そんな時、会場から出て行く姿が見えた。 「東堂?」 俺は部下に話をして、会場を出た。 「なんなのよ!? どういう意味で言ったの!?」 「そのままだよ結衣」 ロビーから聞えてきたのは、結衣と東堂の話し声だった。