・・・え・・・?




なに・・??




お酒のせいか、身体がふわふわする。




足がちゃんと地面に着いているのかもわからない・・・




でも・・・上半身は木村さんにしっかりと抱きしめられている・・・




耳元に木村さんの熱い吐息が当たる・・・




「き・・むらさん・??」




「ごめん・・・もうちょっとこのままで・・・」




木村さんの吐息が耳から頬に移動する。




色気を帯びた木村さんの瞳があたしを捕らえる。




お酒のせい・・・かな・・・




あたしは目をとじて、木村さんの唇を受け入れた。




何度も短く重なる唇・・・




しだいに深く、深く・・・




お互いの舌をお互いが求めていく・・・





だんだん身体が熱くなっていく。





木村さんが欲しくてたまらない・・・








その日、あたしたちは・・・







一線を越えた。