次の日きのうのことが頭に残ったまま
学校へ向かう


登校中玲緒が見えた


言うしかない


「玲緒!はなしがある!」


「だから話なんか「ごめん」」


「玲緒ごめんね。
玲緒に迷惑かけたくなくて
言えなくて…
そしたら玲緒とも上手くいかなくて…」


「あたしこそごめんっ
怒っちゃって
あんなことで怒るなんて
どうかしてた」


そしてあたしたちは
仲直りした

話せてなかったことも言えたし


でもなんかすっきりしなくて…


「またなんか隠し事?」


なんて言うから昨日の弘毅の
ことを話した

「もうあたしどうしたらいいかわかんない」


「すっきりしないならサッカーも
だめになるよ?話してきなよ?」



玲緒はいつも私の背中を
押してくれる


「うん
話してくる」