「なぁ〜総司??」


「何ですか土方さん、その言い方。気持ち悪い」


「一つ聞きてぇことがあるんだが」


「何です??僕今忙しいんですよ」


「ほぉ。…何がそんなに忙しいんだ??」


「俳句の勉強です。面白いですよ。これ」


「総司…それを「梅の花〜一輪咲いても梅は梅〜とか」

「ちょっ!!待て、総司!!」


「待てと言われては待つ訳にはいきませんね、春の草〜五色までは「そ〜う〜じ〜」


「覚えけり。土方さん、部屋の中でそんな物騒なもの振り回してちゃ危ないですよ。しかも全然あたってないし」


「わざと当たらないようにしてんだよッ!!いいからそれ返しやがれ!!」


「嫌ですよ。まだ最後まで言ってないんです」


「なーにが最後までだ!!奏と二人暗記してやがっただろうが!!」


「奏チャン記憶力いいですよね。一度見せたらすぐ覚えてくれて」


「てめぇら最悪な組み合わせだな!!」


「そんなに怒鳴ってるばっかりだと喉痛めて、眉間のシワが戻らなくなりますよ」


「よし、総司。……庭に出ろッ!!」


「またですか??嫌です。土方さんには付き合いきれません。それじゃ」


「待てコラァッ!!それだけでも置いていけェ!!」