颯人side


俺は長谷川颯人。
今年から高校一年生で
美麗学院高校に通う。




入学式の日、
俺はめんどくさくって
遅くまでゆっくりしようとしていた。




なのに
母さんが遅刻を阻止するため
叩き起こしてきた。





つーわけで、
マジ朝からイライラした。





俺は電車に乗って
学校に向かう。




その電車が混んでないことで
まだましな気分・・・・。




その中で
近くにいた女子高生が
話しているのを聞いた。





「・・・つかあのエナメルくん。
爽やかだけど軽そうだね」




はっ?
なんだ、アイツ。
ふざけんな。




俺はイライラが
収まりきらず女に近づいた。




「・・・・・おい」




かなり低くて
太い声になった。




「お前うざいから。
軽いとか決めんな。
あの人かっこいいとか
可愛くもない奴に
言われたくもねぇから」




俺は
心の内をぶちまけた。





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