コンコンッ・・・



「沙耶・・・いる??」



あたしは沙耶の部屋に
きていた。



しばらくして
目の下を赤く腫らした沙耶が
静かに出てきた。



「未・・・希?//
ど、どうしたの??」



あたしの前でも
しっかりした性格を崩さず
強がって見せる沙耶。



強がらないで??
無理しなくていいよ??

あたしは沙耶を抱きしめた。



「沙耶・・・さっきごめんね?
あたし、どうかしてた・・・。
沙耶に相談してほしくて・・・」



すると
沙耶は顔を上げて
小さな小さな声で言った。



「ごめん・・・。
あたしね、未希が嫌いだった」


え??
沙耶はあたしが・・・・
嫌いなの・・・!?



「可愛いくせに謙遜ぶってて
高校に入ってイメチェンして
モテちゃって・・・。

それでも・・・
天然みたいにしてて・・・」



え??
そんなふうに思ってたの??



「初めて好きだって思えた
悠真も取られたくなくて・・・
好きになった話以来、
悠真の話を未希にしなかった。

でも・・・・
気づいたの。
未希はホントにあたしを
大事な友達って思ってくれる


それなのに・・・
あたし・・・最低だよ。」



沙耶・・・あたし。
無神経すぎてごめん、、




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