☆うざ王子に恋!?★1st BATTLE☆




放課後になって


「未希・・・?
斎藤くんとの約束までに
服とか髪とかしようか??」



沙耶は笑顔で話してくれた。
でもあたしは・・・



「大丈夫・・・。
1人でできるから。
またね・・・」



沙耶はあたしに何も言わず
教室を出て行った。



ごめんね?
まだ落ち着いて沙耶と
話せないんだ・・・



1人で考えていると
誰かに肩をたたかれた。



「おい。篠田!!」



え?
長谷川?
あたしは嫌そうに振り返った。


「長谷川、何?」



長谷川は面倒くさそうに
あたしに言った。



「沙耶の気持ちも考えろよ。
お前ばっかり大変みたいな
顔してんじゃねー」



は?
な、何よ・・・。
あたしだって相談に
乗ってあげて・・・
沙耶の支えになりたくて・・・



何も知らないくせに。
あたしの気持ちも聞かないで



「何よ・・・
全部、全部あたしが悪い!?
あんたってホント無神経。
もうほっといてよ・・・

沙耶との問題に
無駄に関わらないで!!」



あたしは頭に血が上って
長谷川に強く言った。



「そうかよ。
ならいいよ、お前最低。」



長谷川にも沙耶にも
嫌われちゃった・・・・




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