だから俺は生きて行くしかない。


とても深い闇を心に抱えて…。



俺は、探している。


この闇に、光を射してくれる人を。



「親父…。」


今日も俺は店に行く。

生きるために。


「響さん、ご指名入りました♪」


はぁ…。


俺は立ち上がり、客の元へ向かう。


「ご指名ありがとう。じゃあ行こうか。」

作り笑いをして、席まで連れて行く。

「何飲む?おすすめはドンペリだよ♪」

この店で一番高い飲み物を売り付ける。

「じゃあそれにしようかな?」


「ドンペリ入りました!!」


このおきまりの言葉を言って、たくさんの話をしながらたくさんお金を使わせる。


バカな客だ。


この客ももっているお金を全て使うと帰って行った。


「俺、もう帰るわ。」


そのへんのホストに告げて家に帰った。


楽しくねぇな…。





夜メシでも買いに行くか。



俺は家を出てコンビニに向かった。