お前が何言ってんだよ!!

っと大声で突っ込みたくなったけど、今はそれどころじゃない。

「何言ってんの!?あんたみたいなのが彼氏とかマジであり得ないから!!」

口では強気で言ってても、心はおびえている。

彼はフッと笑った。

「いいよ。助けてあげる。」

「何言ってんだお前。俺はこいつの彼氏だ。助ける必要はない。」

「うっせ。嫌がってんだろ。」

そう言い捨てると彼は雄さんに近づいた。

「うっ…。」

何があったか分からないくらい、彼が雄さんを私の上から退かすのは速かった。

「じゃ、彼女もらってくね♪」

私をお姫様抱っこすると、彼はそのままホテルを出て行った。












これが、私達の出会いだった。




















まさか、あんな関係になるなんて…。