「あたしは、洲遠(スドオ) 笑、23歳で~す。はい、次メグやって」



へぇ、エミの苗字って洲遠って言うんだ・・・。初めて知った。



「あたしは安和(アンナ) 萌っていいま~す。エミと同様23歳ですっ。次未来ね」



へぇ、メグの苗字って安和って言うんだ・・・。初めて知った。



「私は、高梨(タカナシ) 未来。23歳です」



へぇ、私の苗字って高梨って言うんだ・・・。初めて知った。――じゃなくてっ!



「かわいーっ」



男達のこの言葉、どう処理すればいい?



「じゃ、次俺ね。俺は尾崎 悠哉(オザキ ユウヤ)。23歳」

「俺は秋腹 雄(アキバラ ユウ)で、24歳」



この人・・・カッコいい。あたしはひと目で恋に落ちた。



「俺は、皇后 浩哉(コウゴウ ヒロヤ)で、23歳」



みんなの話しも聞こえない。



そのあと、みんなワイワイしながら合コンは終わった。



彼――雄さんのアドレスもGETしてご満悦のあたし。



「未来ちゃん」



後ろから声がした。そのあたしを呼ぶ声の元、振り向くと――



「雄さん!」



雄さんだった。



「ちょっと、いい?」

「あっ・・・」



行きたいけど、メグたち・・・。



「いいよ、行ってきな」



ニコッと笑ってくれたメグたち。



「ありがとう!」