たぶん、彼女もそれを望んでる。



裏切らないように。



勘違いされないように。



俺は抱く。



「ちょっ・・・やぁ・・・」



エロい声とエロい言葉。



全部脱がせた服の下には、久しぶりに見る彼女のカラダ。



「大好きっ・・・」

「俺も・・・」

「ちゃんと・・・言ってっ・・・」

「ルカ・・・好き」



言った言葉はウソかもしれない。



だけど少なくとも、そのときの俺から自然に出た言葉だった。






次の日は、朝の6時に起きた。



隣には、可愛い寝息を立てて眠る彼女。



お互い裸。



そっと布団から抜け出してスーツに着替えた。



髪をセットしてからベッドルームに戻ると彼女が起きた。



「起こした?」

「ん~・・・」

「行くな?」

「うん・・・。行ってらっしゃい。気をつけてね?」



嘘をつくのは心が痛い。