テレビは、いつの間にかトーク番組からお笑い番組に変わっていた。



そのとき・・・。



ピンポン



聞きなれたインターホンの音。



玄関に行って覗き穴から外を覗くと彼女がいた。



「どした?」

「やっぱり来ちゃった・・・」



彼女は、勘がいい。



だから何かを察知してここに来たのだろう。



きっと、俺が彼女を好きじゃないのも知ってる・・・。



「迷惑かけないから・・・今日、泊めて?」

「・・・わかった」

「迷惑・・・?」

「ぜんぜん。飯食うか?」

「ううん、響が食べてるの見てる」

「そ」



食いかけの弁当を立ちながら食い、食べ終わってからテレビを消そうとした。



「これ見てんの?」

「まぁ」

「風呂先入ってくっけどいいか?」

「あたしも一緒に入る」



彼女と一緒に風呂に入ることになった。



久しぶりだ、こんなにゆっくりなのも・・・。



そしてそのまま流れでベッドへ・・・。