一週間後
夢はある決心をし、会社へと向かった。

会社に行くと
みんな夢のことを心配して
気づかってくれた。

夢は佐伯のところに行き

「葬儀の時は
 ありがとうございました。
 今日終わったらいいですか?」

「いいよ。
 じゃ、仕事頑張って!」

「はい!」

夢は一週間分の溜まった仕事を
しはじめた。

夜、佐伯と食事をしながら
ある物を渡した。

それは退職願だった。

佐伯は受け取ると

「これはどういうこと?
 実家に帰るの?」

「はい!」

佐伯は肩を落とし

「そう・・。
 決意はかたそうね。
 せっかく仕事も慣れて
 これからだったにに・・。
 残念だけど、仕方ないわね。」

「すみません。」

「で、この先
 あてがあるの?」