「なんで廊下で目合った時、そらすの」 ・・・・・・。 「俺、行くわ」 ・・・そうだ。 会えないから、私はずっとサクのことみてた。 その視線に時々気付いて振り向くサクに、私は知らんぷりした。 それが、精一杯だったの・・・。 でも、もう、無理なんだね。 私は完全にサクに嫌われた。