「愛華!」

先輩が大きな声であたしを呼んだ。

 「なんですかー!?」

あたしも大きな声で返事をする。

もちろん乱打をしながらだ。

 「絶対、絶対に…全国行くよー!!!」

先輩の本気のシュートを受けるのは久しぶりな気がする。

 「当たり前じゃないですか!絶対優勝しましょう!」

あたしも先輩の本気のシュートに全力で答えた。

 「…生意気なヤツ!そーゆー所が強さの秘密なのかもね!」

 「先輩こそ!」