…いつもより、早く歩いたからかすぐに学校に着いた。

なんか朝から疲れたな…。

校門に細長いリムジンが止まっている。

 「いってきます♪」

 「いってらっしゃいませ、お嬢様!」

リムジンから降りた可愛らしい女の子…。

これがあたしの大親友の優奈だ。

優奈の家はすごいお金持ち。

なんで優奈みたいな子があたしなんかと大親友なのかがわからない。

でも、あたしは優奈のことが大好き。

 「おはよ!愛華!」

 「おはよ。」

あたしの顔を見ると、優奈はなぜか顔を真っ赤にした。